7日間断食した事について詳しく書きます(後編)
2022.02.20 16:46
結論から言います。
地獄でした。
食べられない事による空腹地獄というより
「暇地獄」です。
詳しくは「暇地獄~空腹を添えて~」です。
部屋の隅には小さなブラウン管。
コンビニなど近くには何も無い。
しかも山奥なので携帯の電波が非常に繋がりにくい。
これが最悪でした。
まず1日目。
フロントにあった乗馬マシンに乗ります。
すぐ飽きます。
部屋に戻りブラウン管を点けます。自宅にはテレビが無く、久々のテレビだったので純粋に楽しめました。
空腹は少ししか感じませんでした。
2日目。
朝起きると、少し頭が軽くなった感覚がしました。
天気が良かったので散歩に行きますが、やはり何も食べていないのか、すぐ疲れて部屋に戻りました。
テレビを点けますがニュースばかりで退屈でした。
この頃から少し帰りたくなります。
外も暗くなり面白そうな番組が放送される時間帯。ウキウキしてテレビを点けました。
ここからが事件です。
どのチャンネルを押しても食べ物ばかり映されているのです。
空腹感はあったものの、我慢できる範囲でした。しかし美味しそうな食べ物を観る事で、自分の中の欲求が爆発しそうで苦しくなりました。まるで満月の夜、変身に抗う狼男の様に。
仕方ないのでベッドに潜り、寝る作戦に出ます。
寝れない。
空腹感から目が冴えてしまったのです。
3日目。
軽く散歩した後、部屋でぼーっとしてました。
4、5日目。
記憶に無いです。
6日目。
回復食が始まります。管理人さんが部屋までお粥、たくあん、味噌汁を持ってきてくれました。本当に嬉しかったです。何より「食事」というイベントで暇を潰せるという嬉しさが強かったです。
お粥を口に運んだ後、胃腸が活発に動いて「生」を感じました。
7日目。
最後の回復食を終えました。
頭と身体が少し軽くなった感覚をこの7日間で感じる事が出来ました。2度とやりたくはありませんが、この経験のお陰で食や忙しい日々への感謝の心が生まれました。
この日記を読んで興味を持った方がいらしたら、医師の判断の元、無理のない範囲で挑戦してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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レギュラー
哉太(27)
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